「暮らしに四季を届ける”枝もの文化”の新たな挑戦」
— 株式会社TRINUSと奈良県黒滝村森林組合
ウッドデザイン賞「優秀賞(林野庁長官賞)」を受賞 —
東京ビックサイトで行われた表彰式にて
(左からミス日本みどりの大使 安藤きらりさん TRINUS 佐藤真矢代表取締役 林野庁次長 小坂善太郎氏)
株式会社TRINUS(本社:東京都世田谷区、代表取締役:佐藤真矢)と黒滝村森林組合(奈良県)が共同で取り組むプロジェクト「暮らしに四季を取り入れる、枝ものを広げるプロジェクト」が、2024年のウッドデザイン賞で「優秀賞(林野庁長官賞)」を受賞しました。このプロジェクトは、四季の枝もの文化を再興し、現代のライフスタイルに合わせた新たなかたちで発展させる取り組みです。
暮らしに四季を届けるプロジェクトの概要
TRINUSと黒滝村森林組合が共同で推進するこのプロジェクトでは、伝統的な枝もの文化の現代的な再解釈と、都市部でも自然とのつながりを感じられる新しいライフスタイルの提案が大きなテーマとなっています。以下が本プロジェクトの主な取り組みです。
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「枝もの定期便」サービス
四季折々の枝ものが毎月自宅に届くサービスで、利用者は季節ごとに異なる花や実、葉を通じて自然を感じることができます。春には桜、秋には紅葉といった日本の四季の移り変わりを日常に取り入れることで、都市生活者が自然とつながることを目指しています。
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枝もの専用花器「EDA VASE」の開発
現代のインテリアにも調和する洗練されたデザインの枝もの専用花器「EDA VASE」を開発。大きな枝ものが生けられる上、これまで大変だった水替えを、デザインや素材に工夫を凝らし手軽にしていることが特徴です。EDA VASEを用いることで、枝ものを手軽に楽しめる環境を提供し、新たな枝もの文化を創出しています。
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奈良県黒滝村での枝もの産地形成と地域資源の有効活用
黒滝村森林組合と連携し、アセビなどの枝ものを地域の新たな産品として出荷する取り組みを進めています。特に、これまで廃棄されていた雑草を資源として活用することで、林業の収益向上にも貢献することを目指しています。黒滝村を産地の拠点とし、地域資源の新しい価値を引き出すことで、地方創生と持続可能な林業の実現をサポートします。
- 四季を届ける枝カフェ「SiKiTOCAFE」をオープン 2024年9月、幕張にカフェをオープン。店内には枝ものが飾られ、枝もの定期便において出たロス枝のブーケを販売、さらに香りのよい枝を使用したドリンクを提供するなどし、枝ものの良さをリアルに体感して頂け、ここから新たな枝もの文化を発信しています。
ウッドデザイン賞「優秀賞」の意義と今後の展望
今回のウッドデザイン賞「優秀賞(林野庁長官賞)」の受賞は、持続可能な社会の構築に貢献するプロジェクトとして、木材利用やデザイン面での革新性が認められたものです。枝ものを現代のライフスタイルに取り入れるこのプロジェクトは、単なる「商品提供」にとどまらず、自然資源を日常に取り入れる文化的価値の再定義を行うものであり、環境保護や地域活性化にもつながる取り組みです。TRINUSと黒滝村森林組合は、この受賞を機にさらにプロジェクトを拡大し、持続可能な資源の利用モデルを確立することを目指しています。次世代に向けて豊かな自然環境と文化を継承していきます。
ブランド概要
「美しく、うつろう四季とともに暮らす。」
SiKiTOは自然にふれる機会の少ない現代人に、四季折々の切り枝を毎月お届けする「枝もの定期便」や雑貨の提供を通じて、暮らしの中に四季を感じる時間を提供するECサイトです。
株式会社TRINUSについて
「価値ある資源を現代の暮らしへ」
株式会社TRINUS(トリナス)は、豊富な森林やものづくり技術など、この国の価値ある資源をクリエイティブと生活の視点でとりなし、美しい現代の暮らしをつくります。
会社概要
株式会社TRINUS
代表取締役 佐藤 真矢
東京都世田谷区池尻三丁目21番28号 新日本池尻ビル9階